新町通り
その後、近江兄弟社は昭和47年に倒産し、メンソレータムのライセンス製造権はロート製薬が買い取り、さらにメンソレータム社自体もロート製薬に買収され傘下に入りました。
近江兄弟社は、大鵬薬品工業らの支援を受けて再建を果たし、現在はよく似たネームの『メンターム』を主力商品としています。写真は近江兄弟社本社と創業者であるヴォーリーズの像です。少女から感謝の花をささげられるという構図で、いろいろとアングルを変えて眺めていると市民から本当に感謝されていたということがわかります。
そのあと近江商人たちがかつて住んだ『新町』通りに移動しました。『旧西川家住宅』を中心とするこの街並みは、商人たちの本宅に格子戸や見越しの松、うだつなどがならび『重要伝統的建造物群保存地区』に指定されています。
あまり人影を見かけなかったので昔の雰囲気をそのまま感じとることができました。
『旧西川家住宅』に入ると、帳場風景や井戸、庭園に、かつての近江商人の暮らしぶりなどが再現されていてよかったです。(つづく)

 
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