みんなの道中記 このサイトに投稿された紀行文です。 |
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仙台駅までの合流まで時間があるので仙台近郊にある日本有数の赤字路線(当時)の『丸森線』に乗ることにしました。最悪時の営業係数は100円稼ぐのに2400円かかるというものすごさで、鉄道ファンにはすでに著名な存在でした。 仙台から南へ東北本線を普通で約30分ほど南下したところに『槻木』(つきのき)という駅がありここが丸森線の始発駅です。ここから終点の丸森駅まで17.4キロを約25分かけてキハ40形と呼ばれるディーゼルカーに乗りました。列車はのどかな田園風景の中をトコトコはしり、途中、横橋・岡・角田・の3駅に停車してあっという間に終点の丸森に到着しました。ぞろぞろとカメラ片手に列車からおりてきたのはほとんど鉄道ファンのようでした。第一次特定地方交通線に指定されていた丸森線は有無をいわさず廃止になる運命でしたが、福島駅までの延伸工事が工事の凍結を前にすでにほとんど完成していたことから、このまま廃止するのはもったいないという声があがり、1988年(昭和63年)に第三セクターの『阿武隈急行株式会社』として福島までめでたく全線開通しました。全長は54.9キロです。当時すでに終点の丸森駅に『福島まで全線開通』予定の横断幕がかかっているのを見ました。まさにラッキーな例といわねばなりませんね。現在では年間300万人弱の利用状況で推移しているようです。 丸森からとんぼ帰りして仙台に戻るとまたも雪でした。そこに高橋君の懐かしい顔がありました。時刻は1月2日16:00でした。(おわり) 大阪府 S様 |
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